草間彌生の病気の原因は何?統合失調症って本当?【衝撃】

こんにちは。

今日は世界的アーティストの草間彌生さんについて紹介します。何でも、草間彌生さんの病気について話題になっているとの噂を耳にしたので、調べてみました。

早速行きましょう。

 

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草間彌生のプロフィール

 

 

草間 彌生(くさま やよい)
生年月日 1929年3月22日(89歳)
出身地 長野県松本市
国籍 日本
教育 京都市立美術工芸学校卒業
(現・京都市立銅駝美術工芸高等学校)

 

草間彌生の病気

 

 

現在89歳の草間彌生さん。高齢であるにも関わらず、今でもエネルギッシュに作品を生み出し続ける草間彌生さんですが、そのパワーの源はコンプレックスやトラウマである可能性が高いです。

 

その理由として、草間彌生さんはインタビューで

「私自身、家庭、病気など問題を乗り越え、自分だけの芸術を確立しようとした。“今から”という思いだ。もっと大きなことをしなければいけない」

 

子どもの頃のみじめな思い、人生の苦しさ、足踏みをしていた時代を思うと、私の芸術を評価し認めてくださることに感謝の気持ちでいっぱいです。

 

私が死んだ後も、どうぞ私の創造への意欲と、芸術への希望と情熱を、ひとつでも汲んでいただければこれに勝る喜びはありません。

 

みなさんの精神的な悩み、人生に対する悩みがあった時に、ぜひ私の生きてきた道をひとつでも見つけていただけたら、本当に嬉しいと思っています」

と語っている通り、子供の頃の惨めな想いと人へ感動を届ける事が草間彌生さんの原動力となっているようですね。では子供の頃の惨めな想いとは何なのでしょうか?

 

草間彌生の病気は統合失調症

 

 

草間彌生さんは1929年に、長野県松本市で種苗業を営む裕福な家に生まれ、幼い時からスケッチに興味を持っていました。しかしその一方で、10歳のころから統合失調症を止んでしまい、幻覚や幻聴などの症状が幼い彼女を襲います。

 

そんな症状から逃れるために、それら幻覚や幻聴を絵に書き留め始めました。これが、草間彌生さんを代表するといっても過言ではない、「水玉」のモチーフの原点です。

 

彼女が描く「水玉」模様をモチーフにした作品の数々は、「ドット・ペインティング」とも呼ばれますが、それらは彼女が、自らに襲い掛かってくる幻覚や幻聴から自分を守るための、作品を水玉模様で埋め尽くす儀式であるとされています。

とあるように、草間彌生さんの「幼少期の惨めな想い」とは、統合失調症に悩まされた子供時代のトラウマでした。そして、この統合失調症は現在も続いており、草間彌生さんは精神病院とアトリエを行き来する生活を送っています。

 

草間彌生さんがアトリエと精神病院を行き来するようになったのは1970年代。草間彌生さんがニューヨークから帰国した48歳の時の事。

 

草間彌生さんのアトリエである「草間スタジオ」の住所は新宿区弁天町。地図でいうとこの辺りですね。

 

草間彌生の病気

 

そして、草間彌生さんはこの「草間スタジオ」の向かいの精神病院の一室で40年以上も暮らしています。草間彌生さんはこの精神病院の一室を「家」と呼んでいて、この精神病院の部屋はとてもシンプルで何もないそうです。

 

草間彌生さんのイメージからすると、カラフルな部屋に住んでいるイメージがありますが、簡素な部屋に住んでいるとは意外ですね。

 

草間彌生の病気の原因は何?

 

 

統合失調症に悩まされている草間彌生さん。特に幼少期から幻覚を見る事が多かったそうです。

 

では、どうして草間彌生さんは統合失調症になってしまったのでしょうか?原因を探って行きます。

 

統合失調症が発症する原因としては遺伝や、脳の変化、環境因子などいくつかの要因が考えられています。

 

遺伝が原因?〜遺伝はあくまでも原因の1つにすぎません〜

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統合失調症では遺伝的な要素があると考えられていますが、あくまでも原因のうちの1つに過ぎません。たとえば全く同じ遺伝子をもった一卵性双生児が2人とも発症するわけではなく、その割合は50%程度です。

 

また、統合失調症の患者さんの家族を調べても、両親の約9割は統合失調症ではなく、兄弟を含めてもその割合は約8割とされており、さらに甥や姪まで調べても約6割とされていますから、遺伝は発症の原因の1つでしかないことがわかります。病気が遺伝するのではなく、病気のなりやすさが遺伝すると捉えることが大切です。

 

脳の変化とは?〜妊娠期・出生時の障害の影響も原因の1つにすぎません〜

いくつかの統合失調症の患者さんの脳について調べた研究では、脳の萎縮がみられること、前頭葉や側頭葉という部位が小さいこと、海馬や扁桃体という部位がとくに左側で小さいこと、前頭葉の機能が低下していることなどが報告されていますが、これらが発症にどのように関与しているのかについてはまだわかっていません。

また、お腹の中にいるとき(胎児期)のウイルス感染や栄養不良、出生時の無酸素状態などで脳の機能的な障害が生じ、成長期の神経系の発達や成熟に影響を与えてしまった場合に、発症の原因になるのではないかと考えられています。

 

したがって、これら妊娠期や周産期の障害があったからといって発症するわけではなく、危険因子の1つにすぎません。

 

性格は関係するの?〜よくみられる気質・性格があるといわれています〜

統合失調症の人には一定の性格傾向があることが知られています。たとえば、内気でおとなしく、控えめ、神経質なところがあるかと思えば無頓着であったり、傷つきやすいなどの気質です。

 

人と交わるのが苦手で、一人でいることを好む傾向もしばしば見られます。これらはすべての人に当てはまるわけではありませんが、発症と何らかの影響があるのではないかと考えられています。

 

環境の影響は?〜ストレスフルな環境は改善しましょう〜

かつて養育環境の悪さが発病の主因と考えられたことがありましたが、現在ではこの考え方は支持されていません。養育環境はあくまでも発症の1つの要因にすぎません。しかし、養育環境を含めたストレスフルな環境は統合失調症の発病に影響すると考えられています。

 

統合失調症は生まれつきの物だと言われていましたが、そうではないんですね。色んな要因が重なって発症するようです。

 

草間彌生は病気なのに、どうやってアメリカに留学したの?

 

 

アメリカに留学した事で一気に才能が開花した草間彌生さん。しかし、病気だったにも関わらず、どうやって渡米出来たのでしょうか?

 

草間彌生さんが幼少期に幻覚に悩まされていたのは先ほども言った通り。という事は渡米した時点で統合失調症に悩まされていた事は間違いないですね。

 

統合失調症は精神的な病気なので、もしかしたら固定観念が強く、集団行動を強いる日本よりも、個の主張や感性を大事にするアメリカの方が草間彌生には合っていて、アメリカではそんなに病気で病む事は無かったのかも知れません。

 

それか、普通にアメリカでも病院に通っていたかのどちらかですね。この事については草間彌生さん本人しか分かりません。

 

草間彌生の作品は、病気が元で生まれた

 

 

実は、草間彌生さんの病気があったからこそ、素晴らしい作品が生まれたとも言えるのです。何故なら、草間彌生から見える世界は全てが水玉の集合体に見えているそうです。

 

そして、幼少期に辛い事があっても、祖父が作ったかぼちゃを抱きしめると安心したという経験から、草間彌生さんの代表作である水玉のかぼちゃが出来たそうです。

 

芸術家は精神を病んでいる事が多いですが、皮肉な事にそれがいい作品を生み出す事に繋がっているのかも知れませんね。

 

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コメント

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